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2009年4月 7日

静脈内鎮静法実施に際して患者さんにお伝えする注意事項

静脈内鎮静法の安全な実施のために、患者さんへ注意事項の周知徹底をお願いいたします。

【前日】
・食べ過ぎ飲みすぎを避けて、十分な睡眠を取り、体調を整えてください。

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【当日の朝】
・体の調子が悪かったり、不都合なことが起こった場合にはご連絡ください。
・いつものお薬は、指示がない場合には通常通りに服用してください。
・食事と水分摂取は、治療開始の3時間前までに済ませ、それ以降は何も飲んだり食べたりしないでください。
*ただし、糖尿病でインシュリンや血糖降下剤を服用している方は、あらかじめご相談ください。
・血圧計、心電計を装着するので、腕や素肌を出しやすく、ゆったりとした服装にしてください。
・ブーツやヒールの高い靴は避けてください。
・治療開始10分前までにはお越しください。
・治療後は薬の影響で危険なので、車、バイク、自転車ではお越しにならないでください。

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【入室前】
・必ずトイレを済ませ、ストッキング、タイツ類は脱いでください。
・動脈血中酸素飽和度測定装置のセンサーは、爪にクリップで装着するので必ずマニキュアなどは落としてください。
・口紅、化粧、クリーム類を落とし、コンタクトレンズ、腕時計、ピアスなどのアクセサリーはすべてはずし、長い髪は束ねておいてください。

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【治療後は】
・原則として、責任の取れる大人の付き添いの方のお迎えをお願いします。
・眠気やふらつきが残り、正常に戻るには2時間ほどかかります。したがってある程度回復するまでお休みいただきます。
・当日は、車、バイク、自転車の運転、火を使う調理、アルコール摂取は禁止です。
・階段、交差点、プラットホーム、段差などでは十分注意してください。
・帰宅後に眠くなることがあります。当日は責任の伴う仕事や激しい運動は避けて、ゆっくりとお休みください。

*静脈内鎮静法終了後の帰宅条件について
・意識が明瞭でバイタルサインに異常がない。
・ふらつくことなくまっすぐに歩ける。
・ロンベルグテスト*で異常がない
・嘔気・嘔吐がなく、経口摂取が可能である。
・歯科治療に継発する痛み、出血などの異常がない。
・帰宅時の安全性が確保できる。

*帰宅の許可は、術中の薬剤の効果、投与量や、投与量、投与時間および経過時間などを総合的に判断して決定いたします。鎮静からの回復は個人差が大きいため、時間的な余裕を持ってお越しいただくように、患者さんには指示してください。

*ロンベルグテスト......平衡機能を調べるためのテストです。目を閉じたまま30秒間直立し、ふらつき状態を観察します。鎮静から回復していれば、この間ふらつきなく直立していることができます。


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